九谷焼
そうなの！！！こまつ
若杉窯「色絵扇図段重」（小松市立博物館蔵）九谷焼は、陶石という石を原料とする焼物（磁器）です。現在陶石の産地は全国でも数ヶ所しかなく、その
内の１ヶ所が当市花坂町です。この陶石は200年程前、肥前(長崎県)より陶工として招かれた本多貞吉により発見され、その石をもとに若杉窯で本格的な磁器生産が始まりました。これが現代の九谷焼の発展につながっています。
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花坂陶石
花坂陶石現在、花坂でとれる陶石から陶土を作る工場は、小松市内では2ヶ所だけとなっています。花坂陶石は、粘土にすると腰が強く，型に応じた成形にも適します。また焼成すると、素地が灰色になる特徴があります。 -
上絵付けの窯
九谷焼の鮮やかな色をつけるための上絵付け窯を「錦窯」といいます。昭和40年頃までは薪を使って焼いていましたが、時代とともにガスや電気の窯が使われるようになりました。 -
人間国宝
吉田美統(釉裏金彩の技法）当市では、九谷焼の優れた作家がいます。二代浅蔵五十吉が芸術院会員に、三代徳田八十吉、吉田美統が人間国宝に認定されています。いずれも、九谷焼の独自の技法が認められました。
